ブルネイは、国連持続可能な開発ソリューションネットワーク(UNSDSN)による最新の持続可能な開発レポート(SDR)において、東南アジア諸国連合(ASEAN)で6位にランクインされました。
このレポートは、193の国連加盟国が17の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた進展を評価し、その達成率を計算しています。
ASEAN内ではタイが1位で、世界44位では74.13%の達成率を記録しました。ベトナム(72.76%)、シンガポール(71.72%)、マレーシア(70.38%)、インドネシア(69.16%)、ブルネイ(67.10%)、フィリピン(66.64%)、ミャンマー(64.27%)、カンボジア(63.75%)、ラオス(63.39%)の順に続きます。
世界的には、フィンランドが86.51%で1位、デンマークが85.63%で2位、スウェーデン(85.19%)、ノルウェー(82.35%)、オーストリア(82.32%)が続きます。
ブルネイは、質の高い教育の提供において最も優れた成績を収めています。包括的かつ公正な質の高い教育を確保し、終生の学習機会を促進しています。
指標としては、就学前の児童の学習への参加率、小学校入学率、および中等教育修了率があります。
また健康と幸福な生活の提供においても成績が高く、あらゆる年齢層に対して健康な生活と幸福を促進しています。
ジェンダー平等においても適度な改善を遂げており、ジェンダー平等を達成し、女性や女子を力強く支援することを保証しています。
重要な課題が残るものもありますが、「まともな仕事と経済成長」においては成長がみられます。
水と衛生の提供に関しては、SDGsの達成に向けた進捗状況を保っています。ただしゼロハンガー(飢餓のない世界)に関しては重要な課題が残り、食料の安全保障と栄養改善、持続可能な農業の推進を目指す必要があります。
気候変動、水中生物、陸上生物に関しては、まだ取り組むべき課題が残っています。
UNSDSNによるSDR 2022は、193の国連加盟国それぞれのSDGsに関する年次評価です。- Borneo Bulletin/ANN
ソース:https://www.thestar.com.my/aseanplus/aseanplus-news/2023/01/14/brunei-ranks-sixth-in-sustainable-development-among-asean-countries