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世界のジェンダーギャップ指数 日本は116位で先進国では最下位

World Economic Forum Gender Gap Report(世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ報告書)の最新版では、コロナ禍による男女平等への壊滅的な影響が長引いていることが示されています。同団体は、2020年に世界のジェンダーギャップを縮めるために残された年数を100年としたのに対し、2021年には136年に上昇、2022年には132年とわずかに減少しています。

報告書によると、生活費の危機だけでなく、気候変動による緊急事態、紛争やそれによる移住が、男女格差の解消を妨げているといいます。

経済的参画と機会、教育達成度、健康と生存、政治的エンパワーメントを考慮して算出されるこの男女格差は、個々の国については、北欧諸国が最も解消に近づいていると評価されました。アイスランドは昨年中にスコアを伸ばし、指数1中0.9を上回りました。北欧以外の国では、ニュージーランド、ルワンダ、ニカラグア、ナミビア、アイルランド、ドイツが高評価を得ました。米国は27位でした。

ポーランドは、マルタ、ハンガリー、ルーマニア、ギリシャ、キプロスに次いで77位とEU諸国の中で最も低いランクでした。日本は116位と先進国の中で最も低いランクでした。中国は102位とやや上位にランクしていますが、インドは最下位からわずか12ポイント差であることが判明しました。その理由としては、経済参加に関する大きな格差だけでなく、女性や少女の健康や生存に関する格差も大きいことが挙げられます。

世界のジェンダーギャップ指数2022年のランキング
(1.0=ジェンダー公正達成)*
*経済;政治;教育、保険の分野の統計データから算出されたもの。

 

ソース:https://www.statista.com/chart/27767/gender-gap-by-country/