ロシアによるウクライナ侵攻後、多くの難民が隣国に逃れましたが、オーストリア政府はウクライナ難民を積極的に受け入れ、地元の柔道協会に無料で指導を行い、そのニュースを知った台湾政府は柔道具を寄贈したとのことです。

在オーストリア台湾大使館の張小月大使は、柔道選手の育成や台湾とオーストリアのスポーツ交流について学ぶため、オーストリアのウェールズを訪れた際、柔道協会がスポーツの成績を重視するだけでなく、恵まれない人々の救済にも重要な役割を果たしていることを知りました。柔道協会が難民育成のための寄付を集めていると知り、すぐに道場に通うウクライナの子どもたちに道具を支援しました。
柔道具を受け取った子供たちは大変喜び、練習場で大使と記念撮影を行い、台湾への感謝の気持ちを伝えました。 オーストリアの柔道指導者として知られ、金メダリストでもある協会長のウィリー・ライゼルスドルファー氏は、台湾への感謝を込めて記念の金メダルを贈り、台湾で困っている人に手を差し伸べることが柔道会の精神であると述べました。
東京オリンピックが終わって間もなく、台湾でもオリンピック精神がより真剣に受け止められるようになったと張小月氏は言います。そして台湾人はスポーツの分野で活躍しており、特に柔道に関しては、今やオーストリアの選手たちからも賞賛されるようになったと付け加えます。
台湾がウクライナの難民を支援したことは、台湾の柔道が単なる武道やスポーツではなく、礼を尽くす柔道の精神を重んじていることを物語っています。
ソース:
https://www.taiwannews.com.tw/ch/news/4558151