イザベラ・ダニエルさんは初めて「Love A Sea Turtle」のボランティアイベントに参加したとき、他の若者が同団体のプログラムやイベントをリードしている姿を見て衝撃を受けました。「Love A Sea Turtle」は環境の持続可能性を推進する非営利団体で、特に若者が自分たちのプロジェクトやプログラムを主導することで、若者のリーダーシップ育成に力を入れています。ノースカロライナ州グリーンビルに暮らすイザベラさんは、自分のリーダーシップ能力を高めると同時に地域社会の役に立ちたいと考え、3年前にボランティアとして登録し奉仕の道を歩みはじめました。
―リサイクルアートの取り組みについて教えてください。
「リサイクル・アートは私が2019年に始めた活動で、Love A Sea Turtleのメンバーの何人かにいろいろな学校やいろいろな団体でリサイクル素材を集めるのを手伝ってもらうというものです。授業後、学校に残って対象となるリサイクル素材を集めて、それを洗って除菌するんです。私のデビューは、水筒のアートプロジェクトを集めたイベントでした。親子連れがたくさん来てくれました。水筒のスパイラルリサイクルのプロジェクトを手伝ったり、なぜリサイクルしたほうがいいのか、プラスチックは分解が早くないからリサイクルして別の用途に使ったほうがいいということを教えたりしましたね」
―イザベラさんにとって、Love a Sea Turtle がどのような意味があるでしょうか?
「私がLove A Sea Turtleを始めたとき、みんなはとても歓迎してくれました。というより、始めてすぐに家族のような関係になりました。差別も何もありませんでした。教育や環境、安全など、地域をよりよくするために、さまざまな背景を持つ人たちが集まってひとつの目標を達成するのは、とても楽しくて興味深いことでした」
―AmericorpsとLeadercorpsのボランティア活動について教えてください。
「AmeriCorpsでは、さまざまな学校に行って授業後の活動として家庭教師をします。そこで、生徒の授業に関連する科目を教え、生徒が優秀な成績をとっているか確認します。LeaderCorpsでは、少なくとも月に一度、ノースカロライナ州内の人たちと集まり、飢餓や環境問題など、自分たちのコミュニティで抱えている問題について話し合います。会議の中で解決策を見つけ、アイデアを出し合います。そして、その計画を実行に移し、写真を撮ってソーシャルメディアでシェアすることで、私たちがこのような計画を立て、どのような活動を行い、どのような影響を与えたかということを人々に知ってもらうのです」
―仕事のやりがいは何ですか?
「奉仕活動やボランティアで最もやりがいを感じるのは、それが小さなものであれ、人生を変えるものであれ、人々の生活に良い影響与えることができるとことです。自分が行った活動が終わるころには、みんなの笑顔を見ることができるでしょう。小さな子どもたちに自転車を贈ったり、ホームレスの人たちのために200個のパイを作り感謝祭を一緒に祝ったりと、そうした活動で最もやりがいを感じます」
―あなたの経験から、人々に何を学んでほしいですか?
「今すぐ始めるにせよ、後々始めるにせよ、週にたった2、3時間のボランティア活動をすることで、人生におけるさまざまな視点が見えてくるはずです。価値観が変わるかもしれません。いろいろな人と出会いよりよい人間関係が生まれるでしょう」
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