SDGsに取り組む世界の子どもたち

イギリス・ノッティンガムの10代の姉妹がプラスチック汚染問題の5つの解決策を提唱

イギリス・ノッティンガムの町、アーノルドに暮らすエラ・ミーク(16歳)とエイミー・ミーク(18歳)の姉妹は、慈善団体「キッズ・アゲインスト・プラスチック」の創設者です。

2人は11月に開催されたプライド・オブ・ブリテン・アワードで環境チャンピオンとして表彰され、『Be Plastic Clever』という本も執筆しています。

環境保護のために人々が使用するプラスチックの量を減らすことができる5つの方法について語りました。

エイミー(左)とエラ(右) 「キッズ・アゲインスト・プラスチック」の共同創設者。

「私たちが環境保護に力を入れているのはプラスチックです。多くの環境問題はすべて使用するプラスチックを減らせば、複数の方法で環境を保護することになります」

とエラは言います。

姉妹は、気候変動への対策として、2016年から97,000個以上の使い捨てプラスチックを回収してきました。

姉妹が人々に促している5つの方法は、

  • プラスチックを再利用可能な素材に変える(再利用可能なコーヒーカップを使うなど)
  • 暮らしの中でプラスチックから置き換えられるものは変更する(プラスチック製の歯ブラシを竹製のものに変えるなど)
  • 意識を高める(Twitterで何かをリツイートしたり投稿を共有するなど)
  • リサーチをする
  • 自分に厳しくしすぎない(プラスチックを完全に排除するのではなく意識をするようにする)

というものです。

「企業やカフェ、学校などに参加してもらうために、このような取り組みを展開しています」

とエイミーは語っています。

「消費者行動は企業の考え方を変えることができ、私たちは設立以来、そうした変化を見てきました。プラスチック汚染の規模は、人々が思っている以上に大きく、1分ごとにトラック1台分のプラスチックが海に流れ込んでいます。これはとても怖いことです。

そして目に見えないくらい小さなマイクロプラスティックが日常の中にあり、水道水や食べ物に混入したりしています」

2018年には、2022年までに使い捨てのプラスチック製品の使用をやめ、環境にやさしい代替品を検討するよう学校に要請していることを発表しました。

エイミーは、プラスチック汚染を意識していない人を批判することは、自分たちの活動の目的ではないと言います。

「自分達が伝えたいメッセージははっきりしています。水筒ではなくペットボトルを使っている人を叱ることではありません。小さい行動でもできれば大きな変化が生まれるということがこの活動を始めて見えてきました」

ソース

https://www.nottinghampost.com/news/arnold-teenage-sisters-come-up-6604180