エイク・ミークさんとエラ・ミークさんの姉妹は、綺麗なビーチや観光地にプラスチックゴミが溜まっているのを見て、自分たちでなにか行動を起こしたいと2016年2月にチャリティ団体「Kids Against Plastic」を立ち上げ、学校生活や宿題をこなしながら、活動を行なってきました。
姉妹は3年間、両親から家庭教育を受けながらキャラバンでヨーロッパとイギリスを旅し、地球を苦しめるさまざまな問題を目の当たりにしました。
彼女たちが始めた”地球を守るキャンペーン”には1,300校が参加し、プラスティックの使用量を減らす署名運動や講演などを行なっています。
また、自分たちで98,000個以上の廃棄プラスチックを回収し、国会でプラスチック汚染の問題を取り上げてもらいました。
エイミー・ミークさんはこう言います。
「私たち姉妹は、自然や環境に対する愛情を常に持っています。
旅行で、フランスの美しいビーチに行くたびに、いつもプラスチック汚染を目にします。
一度それを目にしてしまうと、無視することはできません。
自分たちが楽しみに来た美しい場所を、人々が壊していく……。
こうした問題は若者たちを巻き込むことが必要です。大人になると悪い習慣が身についてしまい、習慣を変えることは難しくなります。
子供がプラスティック汚染問題について知り、それを大人たちに話すことで大人たちの行動を変えることもできます。
姉妹は今回の受賞を喜んでいますが、とても驚いたそうです。
エイミーさんは次のように言います。
「この年齢で勲章をいただけたのはとても光栄なことですが、私たちは評価や受賞などを期待しているわけではありません。環境を守りたいという情熱があるだけです」