“SDGs学び隊”が行く!

人と地球に安心安全な洗浄水 「グリーンバブルウォーター」

99.9%水でできた、人と地球に優しい洗浄・除菌液

『グリーンバブルウォーター』を開発した「ケーアンドエス株式会社」の小松智子さんに、

地球環境を守る「水」の秘密について、お話を伺いました!

私たちの暮らしに欠かせないものの一つが「水」ですよね。昨今、環境破壊や衛生環境の悪化など、さまざまな課題を抱えている日本ですが、最も身近にある「水」については、深く知らない人もいるのではないでしょうか。そんな「水の大切さ」に着目して開発されたのが、99.9%の水でできた洗浄水『グリーンバブルウォーター(GBW)』です。

生活に不可欠な「水」を安心安全にするために作られた『グリーンバブルウォーター』は、優れた洗浄力を持ち、細菌・ウイルスに対する効果もバツグンの洗浄・除菌・消臭水。(※飲料水ではありません)一般的な洗剤の多くに含まれる化学物質剤は、人体や環境に悪影響があるといわれていますが、『グリーンバブルウォーター』は、化学物質を一切使わずに、高い洗浄力を発揮します。洗剤と比べても、水は無色・無臭・無刺激のため、人や自然に優しく、安全性が非常に高い商品です。

「その製造過程においても、地球に害のあるものは一切出ない、『SDGs』の精神に沿った商品です」と話すのが、『グリーンバブルウォーター』の開発に携わった『ケーアンドエス株式会社』の取締役・小松智子さんです。創業57年目の東京都上下水道工事会社(小松建設工事株式会社)が母体となり、自社工場で製造し、2021年4月から販売が開始されました。

『グリーンバブルウォーター』を実際に使ってもらいました!

『グリーンバブルウォーター』は、汚れを分解する「スーパーアルカリイオン水」と、洗浄力が高い「ウルトラファインバブル」の二つを掛け合わせた独自アイデアの商品。現在は、家庭だけでなく、保育園・幼稚園、学校施設、医療・介護施設、商業施設、飲食店、スポーツ施設など、衛生管理が必要な場所で広く利用されています。

「水の可能性」を追求し、「環境汚染」「人体被害」を避けた『グリーンバブルウォーター』は、どのような思いから生まれたのでしょうか? 今回の取材にやってきた、子ども記者のてったくんとゆずほちゃんに、水とテクノロジーを融合させた“ふしぎな科学実験”を行ってもらいました!

熱心に説明を聞いていますね!

除菌ができて匂いも消す 農薬も除去できる洗浄水「グリーンバブルウォーター」

――どうして『グリーンバブルウォーター』を作ろうと思ったんですか?

小松:上水道の仕事にずっと関わってきたので、“水”に対する課題意識や知見があり、「水をなるべく大事に使うこと」が必要だという意識がありました。『グリーンバブルウォーター』を使えば、体に害がない形で汚れが落とせるし、除菌もできて、匂いも消すとなると、すごく画期的なものになると考え、ぜひともそれを製品にして届けたいと思いました。

――『グリーンバブルウォーター』を作りながら苦労したことはありますか?

小松:水の2つの技術である「スーパーアルカリイオン水」と「ウルトラファインバブル」をどのように掛け合わせるべきか試行錯誤しました。この2つを掛け合わせるには、上水道の配管工事に携わってないと容易にはできなかったと思います。つまり、水に携わる仕事を長く続けていないと、「それを商品にしたい」という思いもなかなか高まらなかったと感じています。上水道の仕事に携わっていたからこそ、お水の大切さと、それを叶える製品をみなさんにぜひ使ってもらいたいというモチベーションと熱意に繋がりました。

『グリーンバブルウォーター(GBW)』で、トマトに残った農薬を除去できます!
プチトマトに浸すと、右の『GBW』はこんな色に!
左の普通の水道水と比べても、汚れがはっきり落ちたことがわかりますね。

――実際に使ってみたお客さんの反応はどうでしたか?

小松:飲食店さんでは、汚れ落ちがよくて二度拭きがいらないので、作業工程が楽になって、従業員さんの働く環境が良くなったという声をいただいています。体にかかっても全く害がないので、従業員の働く環境を考えたときに、「すごくいいな」と思ってくださったそうです。園児が800人いる保育園と幼稚園でも、除菌効果のほかに、「給食の調理場でのお掃除にも安心して使える」ということで導入いただいて、小児科医さんでは、刺激があるアルカリ除菌を嫌がるお子様にも使用してもらえています。介護施設さんやご家庭でも、「お掃除が億劫じゃなくなった」とすごく喜んでもらえたのがうれしかったですね。

次は、『GBW』と普通の水道水に、ゴマ油をかけてみます!
すると驚きの変化が…!
分離しやすいお水と油ですが…
右の『GBW』は汚れをしっかり落としているので真っ白に!
左の水道水と比べても、汚れがはっきり落ちたことがわかりますね。

「水」を大切にすることが、地球環境を守る第一歩に

――子どもの私たちにも、意識できることはありますか?

小松:水の大切さと、日本は恵まれている国だということを感じてもらいたいです。衛生環境で最たるものって「水」だと思うんですよ。日本は、上水道も下水道も完備されていますよね。日本は水にまつわる環境に非常に恵まれていることを意識して、かえって「浪費していい」ということではなくて、「水を大事にしなきゃいけない」ということを子供たちにも考えてもらいたいですね。

――社会に伝えたいメッセージがあれば、教えてください!

小松:企業は社会的存在なので、環境を配慮して経済活動を行うことは当然の責任ですよね。『SDGs』を目標に掲げることによって、さらに意識して行うようになったのは非常に良いことで、この商品の特徴を届けやすくなっていると思います。そして、命は有限なので、環境を守って、地球をできるだけ長くいい環境にしようと思ったときに、子供たちにも意識してもらって、リレーのように繋げていくのはすごくいいと思いますね。

「水の循環」のイメージ図に、子ども記者も興味津々です!

小松:すべての水の中でも「飲める水」「人が使える水」はごく僅かの割合で、なおかつ、山に降りた水は、地層で浄化されて出てくるまでに、実は10年20年の時間がかかっているんです。つまり「水」は、自分に返ってくるんですね。水は循環しているからこそ、もっと大事にしたいですし、今、この瞬間のこの使い方が将来どうなるのかは、環境を考えたときに全てに当てはまることだと思います。

長い間、上下水道配管工事に携わってきた小松さんは、化学物質によって引き起こされる水質汚染の問題に直面し、人にも環境にも優しい暮らしを届ける『グリーンバブルウォーター』を開発しました。

今回の実験に参加したてったくんとゆずほちゃんは、さまざまな形に変化する水に「すごい!」と驚きの声をあげながら、熱心にお話を聞いていました。『グリーンバブルウォーター』がより多くの人々に使用され、持続可能な社会になっていくことを願っています。

グリーンバブルウォーター

https://k-s.tokyo