SDGsに取り組む世界の子どもたち

台湾・新北市の高校生が「飢餓30時間活動」を行う

台湾・新北市の南山一貫校の学生たちが「飢餓30時間活動」というイベントに参加。参加者はそれぞれ100ニュー台湾ドルを寄付し、午前7時30分から午後7時30分まで、水だけで食べ物を食べない「12時間の飢餓」を体験しました。

また、このイベントに参加できなかった生徒たちも、正午の明るい日差しの中、学校の外周1kmを1周し、募金活動に参加しました。

このイベントに参加した高校1年生の学生は、

「ワールド・ビジョン台湾のスタッフによるプレゼンテーションとビデオを見て、12時間の飢餓状態はほんの一部に過ぎないことに気づきました。寄付したお金でワールドビジョンを通じて飢餓に苦しむ人たちが、本当の意味で支援を受けられることを願っています」

と語りました。

南山一貫校によると、今年は、国連の持続可能な開発の17指標のうち、「貧困の撲滅」「飢餓の撲滅」「水と衛生」の3つの課題をクリアするための実習や学習を行うといいます。生徒たちは、例えば、6kgの水を手で運んだり、10kgの食料を持って長距離を歩くなどを行なったりするなどの実習やディスカッションを行います。

南山一貫校では、11年前から台湾の「飢餓30時間活動」を支援しています。南山一貫校校長は、

「南山一貫校では毎年10万ニュー台湾ドル以上の寄付を行っており、これまでに寄付金の総額jは100万ニュー台湾ドルを超えているとのことです。このプログラムを通じて、生徒たちが世界のさまざまなニーズを知り、自分の持ち物を大切にすることを学び、教師、生徒、保護者全員の想いが食糧不足の国の人々に伝わり、弱い立場の子どもたちの生活に真の変化をもたらすことを願っています」

と語ります。

ソース:https://www.chinatimes.com/realtimenews/20210426003276-260421?chdtv