ロンドンに住むレオ・ソルデロ・サヴェールさんは、昨年、コロナ禍の影響で家に閉じこもっている状態から逃れる手段として、イギリスで有名な動物学者で作家のデビッド・アッテンボローの番組を見始めました。そして、これをきっかけに、動物を救うための自身のYoutubeチャンネル「Leo’s Animal Planet」を立ち上げました。
https://www.youtube.com/c/LeosAnimalPlanet
彼の母親であるローレンス・ソルデロさんはこう語ります。
「レオは、デビッド・アッテンボローさんに、これまでの番組への感謝の手紙を送り、YouTubeチャンネルと自分の活動について伝えました。そして彼はレオにお礼の手紙を返してくれて、YouTubeチャンネルを観たことと、激励の言葉をおくってくださいました」
レオの動画は現在、イギリス、アメリカ、オーストラリア、インド、日本、ベトナムなど、世界中の何千人もの人々に視聴されています。
「彼の動画の中には4,000回ほど再生されるものもあります。レオは、サイの角がどのように薬として使われているかについての動画を公開しています。通常、主な視聴者はイギリスとアメリカの方ですが、今回の動画では、サイの角が最も多く使われているベトナムからの視聴者が多かったです」
とソルデロさんは言います。
「同様に、彼はクジラをテーマにした動画を公開中で、日本でもかなりの人が視聴しています。彼の動画を見ている人が世界中にいることに驚きます」
と続けます。
レオは幼い頃から動物への関心が高く、トカゲや蝶々と遊ぶのが大好きでした。絶滅危惧種の動物を描いたアニメを観て感銘を受けたレオは、ロックダウンの時に、動物の窮状を訴える活動を始めるべきだと考えました。
それ以来、レオはクラスで様々な募金活動を行っています。例えば、自然保護チャリティのためのバッジの販売、ゴミ拾いや池の清掃、ガーナやインドの小学生を支援するためペンの収集なども行なっています。
英国チーター保護基金の代表を務めるレオは、リンドハースト小学校の同級生たちと“チーター・レース”を立ち上げ、一緒に約1,000ポンド(約15万円)を集めました。
レオは、10月31日から11月12日までグラスゴーで開催されるCOP26気候サミットにも出席する予定でしたが、コロナ禍のためにキャンセルしなければなりませんでした。その代わり彼はサミット期間中、自分の部屋から森林破壊に関する動画や、私たちが環境に優しくできる方法、COP26の目標などをレオ自身の言葉でYoutubeに投稿します。
ボリス・ジョンソン首相にメッセージを送るとしたら?という質問に、レオは
「動物を救え!」
と答えました。
ソース:https://www.standard.co.uk/news/london/london-kid-climate-change-david-attenborough-cop26-camberwell-b961524.html