環境汚染の深刻化に伴い、使いすぎや廃棄物の見直しが進んでいます。毎年、約8億トンのプラスチック廃棄物が海に流れ込んでいることから、近年、この問題が大きく取り上げられ、ビーチクリーンやプラスチックの削減が国境を越えたトレンドになっています。 台湾ßでビーチクリーンキャンペーンが始まったのは約16年前ですが、皮肉なことに、台湾をはじめとする各国の海岸のゴミは減るどころか、年々増加しています。
近年、多くの企業がサステナビリティの重要性を認識し、ESG関連の取り組みを推進しています。 例えば、家庭用品を中心に販売している花王は、人々がより痛みのない方法で日々の習慣を整えることができるように、製品のデザインを調整し、製品のライフサイクルに焦点を当て、プラスチック容器の使用を減らす努力をしています。
「花王・フォルモサ1520オーシャンプロジェクト」は2020年にスタート。 花王(台湾)は、企業活動を通じて、台湾全土の海に対する意識を高めたいと考えており、社員や市民がビーチクリーン関連の活動を行ったり、海の問題に取り組む団体や社会的企業と協力して、効果的な啓発活動を実現しています。
台湾は海に囲まれていますが、子どもたちは海に馴染みがありません。 そこで、子どもたちに海の問題を感じてもらうために、海について学ぶ機会を設けました。
それが「1520年オーシャンプロジェクト:クリーンビーチの戦い」という絵本です。日常生活のシーンを多く取り入れているため子どもたちは学んだことを日常的な場面で応用できるようになっています。
花王(台湾)は、子どもたちに海の問題を実感してもらおうと、今年3月に「花王環境展」をEslite R9 Lightboxで開催しました。”海は環境の終着点、人間の生活の具現化 “をテーマに、「持続可能な生活、生態系の保全、海の終着点」の3つの方向性と、子どもたちの環境作品を連動させて、環境と人間の生活との近さを表現しました。
ツアーにはボードゲームも含まれており、子どもたちはビーチに行って清掃することはできませんでしたが、ボードゲームを通じてICCの分別方法を学び、使い捨てプラスチック製品が海を窒息させる最大の原因であることを理解することができました。
ツアーの最後には質疑応答が行われ、子どもたちは日常生活の中でプラスチックを減らす方法や海を守るための方法をいくつも考えました。 教室で授業を受けるのとは違い、楽しく海について学ぶことができ、活動後は使い捨てプラスチック製品の使用を減らし、海を愛する良き市民になるよう努力すると語っていました。
ソース:https://ubrand.udn.com/ubrand/story/12117/5515584