SDGsに取り組む世界の子どもたち

気候変動問題を訴える子どもたち「大人がどうして良いかわからないのなら、子どもたちで決めよう!」 台湾・台北市

スウェーデンのティーンエイジャー、グレタ・トゥンバーグが行なった国連での気候変動サミット演説に呼応して、台北では、小学生が中心となって気候緊急デモ行進が行われました。

イベントの主役は子どもたちで、14歳の中学3年生の劉采薇さんは、「人々が行動を起こさなければ、11年後の2030年には回復不可能な深刻な温暖化に直面する」と語りました。

敦化小学校の5年生28名は、このイベントを知り、課外授業を利用して参加することを決め、「ホッキョクグマを守ろう、地球を愛そう」というお手製のスローガンを掲げデモ行進を行いました。

このデモには、環境保護団体のほか、子どもや若者、女性、教職員組合、教会、先住民、農業団体、芸術団体などが参加し気候変動の影響を訴えました。

また、メキシコ、オランダ、インドのアーティストは、友人たちと一緒に、さまざまな絶滅危惧種の動物に扮し、「ガソリンではなく脂肪を燃やせ」と唱えました。

小学6年生の潘采紅君(12歳)は、

「肉を食べる量を減らし、旬の地元の有機野菜や果物を食べることで、誰もが環境に優しく、二酸化炭素を削減しながら気候変動に立ち向かうことができる」

と語りました。15歳の李章妍はいいます。

「私たちは困惑しています。大人たちが地球を台無しにしているのですから。大人たちがどうしていいかわからないのなら、私たちが決めましょう!」

ソース https://e-info.org.tw/node/218164